
乃木神社(のぎじんじゃ)は、東京都港区赤坂八丁目にある神社。乃木希典将軍と乃木静子夫人を祀る。
乃木夫妻が明治天皇大葬の日に自刃した邸宅の隣地である。旧社格は府社。現在は神社本庁の別表神社。
大正2年(1913年)、東京市長だった阪谷芳郎が中心となって、乃木希典を敬慕する人々による中央乃木会を設立し、大正8年(1919年)、当社の創建を申請・許可され、大正12年(1923年)11月1日に鎮座祭が行われた。
設計は大江新太郎が手掛けた。昭和20年5月の東京大空襲で焼失したが、新太郎の息子・大江宏の設計で昭和37年に復興した。昭和58年(1983年)には宏の長男・大江新と三男・昭によるコンクリート造の宝物殿が建てられ、焼け残った新太郎設計の手水舎と合わせて親子3代に渡る建築家の作品が一堂に会す。
・境内社・正松神社 — 乃木が師事した玉木文之進と、その甥の吉田松陰を祀る。昭和38年創立
・境内社・赤坂王子稲荷神社 — 乃木夫妻が崇敬していた王子稲荷神社を勧請して昭和37年に創立
当社の施設ではないが、乃木家の墓所が近くの青山墓地の中にあり、例祭日には墓前祭が行われる。
・乃木會館–神社隣接の、婚礼・宴会等に使用される施設。また會館の隣には、レストラン・メゾンブランシュも併設されている。
Nogi jinja : 乃木神社へのアクセス
・都営大江戸線 「六本木」駅より徒歩6分
・日比谷線 「六本木」駅より徒歩8分
・半蔵門線/銀座線/都営大江戸線 「青山一丁目」駅より徒歩8分